2011年 02月 14日
京都で手に入れた器たち |
今更ですが、京都で花を生けるために手に入れた器のご紹介です。
これは、kito*kaでも、もう何度も花を生けた朝鮮の粉青沙器です。
北野天満宮でこれを売っていたおじさんは”コセイ”と言っていましたが、
調べてみると“フンセイ” あるいは ”フンショウ” と読むのが正しいらしい。
一般で言う“三島手”と呼ばれるもので釉下に白泥による化粧がけを施し、そこに様々な手法で文様をあらわしたものです。
以前から李朝の器に生けてみたいと思っていたのですが、
先日友人から”それはどうして?!” と聞かれました。
改めてなぜかと聞かれるとなんでだっけ?!と一瞬戸惑いましたが、
温かみのある雰囲気と、私の李朝のイメージであるちょっと歪んだ形、
それに惹かれてのことだったと思います。
この器も、ちょっと傾いていてその微妙なバランスが心をひきました。
完全じゃない形にどこか人間臭さが漂う、そんなところに愛着を感じます。
日本人の祖先は、南方系と北方系に分かれると聞いたことがあります。
私は完全に北方系の顔立ち。
韓国、朝鮮はもしかしたら遠い先祖が住んでいたのかもしれないな・・・
なんて思うのです。
だからどこか懐かしいのかも。
こちらの3つは、左からベルギーの金属の蓋物、
恵文社で偶然見つけたトルコのアンティークの壺、
そして日本の金属製の水筒です。
どれも時を経て刻まれた味わいのあるものばかり。
これからどんな植物と出会い新しい表情を見せてくれるのか
とても楽しみです。
kito*kaでトルコの壺を使ったアレンジをアップしてます→**
by fresh-fresh
| 2011-02-14 11:42
| 器